天皇賞と菊花賞

長距離GⅠと呼ばれる範疇にあるGⅠレースは春の天皇賞と菊花賞があります。この両者はいずれも京都競馬場で施工されているのが特徴です。春の天皇賞は古馬GⅠの長距離競走として、菊花賞は3歳クラシック最後の1冠として有名なレースですが、近年は相対的なステイヤーの地位低下に伴って、その価値が減衰していると言わざるを状況となっています。具体的には、現役時代に長距離GⅠを勝った種牡馬が生産者から人気とならないという状況と、それを背景として春の天皇賞を回避して安田記念や宝塚記念に向かうことや、菊花賞を回避して秋の天皇賞へ向かう馬が目立つようになってきています。

特に菊花賞では3冠の可能性のある馬以外は、種牡馬としての価値を睨んで秋の天皇賞に出走させる傾向が顕著です。これは日本だけに限った話では無く、海外でも同様の傾向にあり三冠という体系自体が崩れだしているとも言えます。馬券という観点でみると、有力馬が回避する傾向が強く出だしているため、出走馬のレベルに疑問符が付くことが多く、荒れる要因となっていることから、出走馬のレベル判定が馬券攻略のうえで重要になっています。

春の天皇賞も菊花賞ほどではありませんが、やはり波乱の傾向が強くなりつつあり、あとで紐解いてみると実力馬が不在だったと結論づけられることが多いように思えます。どちらにしろ長距離戦線は、毎年中心となる馬が不在がちなことが多く手広く馬券を購入することを考慮する必要があるでしょう。

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